Cafe9[nine] vol.8

「心から愛する人を一瞬にして灰にしてしまう原爆とゆう悪魔を、憲法9
条とゆうエネルギーと私たちの強い想いで、この地球から追い出せたらい
いのにな」

これは誰の言葉でしょう???
そう、正解は、映画『父と暮らせば』で、原爆投下直後の広島で父と暮らす娘を演じた宮沢りえさん(*^_^*)。女優として、一瞬にして人々の命も暮らしも希望もすべてを灰にする武器の悲惨さ、戦争のもたらす悲劇を繊細に受け止めていた彼女が、「9条世界会議」のオリジナルキャラクター、きゅうとクンが登場する絵本『イマジン9』に寄せてくれた心に響くメッセージ。彼女の想いが短い言葉の中にぎゅっと集約されていますね^^。

この絵本『イマジン9』は、
「想像してごらん、世界から戦争のなくなった平和な世界を。
Imagine, A peaceful world without war.
でも、どうやったら
そんな世界がやってくるのかな? 一つひとつ考えてみよう。
But, how can such a world be made? Let' s think about it.」
と始まります。

今、このときも、たくさんの子どもたちが戦火にさらされている現実。
でも、想像してみよう。。。。。。。

ある場所において、その想像が現実になった瞬間がありました。

それは、今から83年前。1914年の12月25日。第一次世界大戦下のベルギーでのこと。独英軍が真っ向からにらみ合い、塹壕に潜みながら、すぐ目の前にいる敵を殺すために撃ち合う状況だったノーマンズ・ランド。まず、ドイツの人たちが塹壕の上にクリスマスツリーを飾ったことが発端だったそう。そしてイブの夜、戦地にクリスマス・キャロルが響き、それが敵と味方の合唱となり・・・・・・。25日には、兵士たちがシェイクハンドして、タバコをシェアして、そしてサッカーもした。そんなクリスマスの奇跡は、各地で同時に起きたとか!? 

このエピソードをドラマチックに再現したのがクリスチャン・カリオン監督の仏独英合作映画『戦場のアリア』でした。独仏スコットランドの兵士が、イブの夜、ひとりひとりが人間であることを知る。「敵」というラベルをはがし、愛する家族を故郷に残してここにいる、自分と同じ境遇なのだということを知る。

イブの夜に祈ります。ねがわくば、私たち人類に想像する力をください。ほかの国の人々も、自分たちと同じように、愛する人と温かに過ごすひとときを望んでいるのだということを、想像する力を。「9条世界会議」まであと132日。(text by Ookuni)
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